〝第2ステージは、華のある人生〞という言葉からどんな日々をイメージされるでしょうか。心は穏やかで、趣味や運動を楽しみ、家族や友人たちと交流する…。そんな毎日をおくるために、必要な条件とは何でしょう。お金?健康?それらはもちろん大切ですが、実は一番重要なポイントは、〝意識を切り替える〞ことかもしれません。今回ご紹介する木名瀬さんは、そんな意識の切り替えを上手にし、文字通り〝華のある人生〞を手に入れた方です。

「妻が亡くなったのは、いわゆる第2の人生を考え始めた頃の出来事でした」と木名瀬さん。夫婦で支えてきた家業も息子に譲り、のんびり旅行でもしようかと思っていた矢先のこと。それからの毎日の病院通い、週1回の検査、そして別離。妻の看病をやり遂げた木名瀬さんは、その後1年以上も眠れず仕事をする気にもならない日々が続きます。でもそのなかで〝自分の気持ちを前向きに切り替えれば、人生を楽しめるのではないだろうか〞と考えます。そこで、第2の人生をおくるための施設を探し、出会ったのがローズヴィラ水戸でした。「10ヶ所以上他の施設も見ましたが、常務の考え方や職員の方々と接しているうちに、ここなら任せられると思うようになりました。建物も清潔で明るく、ホテルのようなデザインも良かった。まずは1週間宿泊し、次は1ヵ月宿泊してみたのです」。その間、ローズヴィラ水戸にさらに信頼を置くこととなる出来事を経験します。

ある日のこと、木名瀬さんはめまいを発症、病院でくだされた診断はなんと〝栄養失調〞でした。「確かにしばらく外食ばかりだったのですが、三食きちんと食べてはいたので驚きましました」。それが、ローズヴィラ水戸に一週間宿泊をしてから病院で検査をすると、めまいはすっかり改善していたのです。「すぐに、あ、ローズヴィラ水戸の三食の食事のおかげだ、とわかりました。さらに1ヵ月もすると、体力が戻り夜も眠れるようになったのです。食事や環境は大切だと思いました」。そこで木名瀬さんはローズヴィラ水戸への入居を決めたのです。

とはいえ、年齢もまだ若く、体力も気力もある木名瀬さん、周囲の方々は戸惑ったそう。「まだまだホームに対して、古いイ
メージがありますね。でもローズヴィラ水戸は違います。個人の生活スタイルや経験を尊重し生活をサポートしてくれます。鳥の声で朝目覚め、散歩を楽しみ、健康な食事と運動、ホーム内の仲間達と楽しく過す日々。さらに私はここから週に2、3日会社に車通勤し、旅行にも出張にも出かけていますし、外食も楽しんでいます。医療や健康管理の面でのサポートがあるので、体調も入居前より格段に良く、高かった血圧も入居半年後には正常範囲になりました。それでも70歳を超えればやっぱりどこかしら不調は出るものですが、何かあった時は真夜中でもすぐ対応してもらえる安心感があります。自分の生活スタイルを保持しながら、必要な部分のサポートを受け、さらに家事や家の管理など煩わしいことはないわけです」と木名瀬さん。
「ホームというといよいよ身体が動かなくなったら入居するもの、というイメージもありますが、今はそうではなく人生を楽しむためのひとつの選択肢です。私自身は、元気なうちにローズヴィラ水戸に移って正解でしたよ」

まさに〝華のある日々〞を謳歌する木名瀬さん。ローズヴィラ水戸は第2の人生を輝かせるサポートをしてくれる、そんな場所なのです。


出展:茨城弘報(株)「おとな日和」2013年3・4月号